日本庭園について
日本庭園は大きく分けると3種類になります。
1.池泉式庭園(ちせんしきていえん)
自然そのものを縮図化して作った庭
実際に池や川、山を作り自然を表現した庭。
また、その庭だけで完結するのではなく、周囲の山の
景色を取り込んで表現をする“借景(しゃっけい)”方法も
使用します。
大きな敷地を必要としますので個人の家には不向きですね。
2.枯山水(かれさんすい)
水を使用しないで白い砂や砂利で表現し、樹木で山を表現したりする庭園
白い砂の上を熊手でなぞり、その出来た線を波に見立てたり、石を島に
見立てたりもします。
もともと枯山水の庭園は心を落ち着かせる場です。
枯山水を見て自然を想像する事により、神経が研ぎ澄まされます。
現在でも瞑想や座禅の場所としても活用されています。
3.茶庭(ちゃてい)
お茶会を行う為に作る庭です。
茶室へ行くまでの通路でもあり、その中でお客様を
もてなす気持ちと亭主の心配りが重要となります。
茶室に入る前に草履に履き替え、通路を通って世間から離れ
心の雑念を取り除き、迷いの心を捨て去り、手水鉢で心も身体もきれいになり
無心で茶室へと入り、一期一会の場へとのぞむというものです。